川平湾(かびらわん)は、沖縄県石垣市の石垣島北西部にある湾です。1997年に「川平湾及び於茂登岳」として国の名勝に指定され、2007年に西表石垣国立公園に編入されました。
観光地として人気の高い石垣島ですが、その中でも川平湾は最も美しい場所として知られています。湾内の海は、太陽光や潮の満ち引きの状態によって色を変わって見えるのが特徴です。川平湾にはその湾口に小さな島があり、“松島”のような独特の景観を作り出しています。
また海中にはさまざまな種類のサンゴが群生しているのを見ることが出来ます。湾内は流れが速いため遊泳は禁止となっていますが、観光用のグラスボートが出ており、ガラス張りの船底からサンゴを観察できるようになっています。川平湾は黒真珠の養殖でも知られ、付近の土産物屋では黒真珠を使ったアクセサリーなどを購入することもできます。
土産物屋以外にも周囲は観光地としての整備が進んでおり、南国のリゾートらしいホテルが建てられています。現地へのアクセスは、石垣市内のターミナルから「川平リゾート線」というバスが出ているのでそれを利用するのが便利です。また現地には無料駐車場も用意されているので、レンタカー等でアクセスすることも可能となっています。
« 第一牧志公設市場瀬長島 »