沖縄の中城城跡は、沖縄県本島中部に位置する中城村と北中城村を結ぶ標高150m~170mの石灰岩の丘の上にあり、山城です。地形と構造的にも””守りやすく攻撃するのは難しい””優れた立地条件を誇ります。琉球石灰岩を使用して築造した城郭は、自然の岩や地形の特徴を精巧に生かした美しい曲線の形を帯びています。中城城跡は、戦争の被害を少なく受け、沖縄の城の原型を多くを維持しており、小さな万里の長城を思わせる城郭の曲線美と周辺の自然の風景が美しいです。2000年にユネスコの世界遺産に登録されています。
中城城は、14世紀後半の「先中城按司(さちなかぐずくあじ)」が何世代にもわたって西の郭、南の郭、一の郭、二の郭の主要部分を築造したが、1440年頃読谷の座喜味城からで移動してきた「護佐丸」が北の郭と三の郭を増築して現在の優れた城が完成されたと言います。1458年旧暦8月15日真夜中に護佐丸は、反逆の疑いで「阿麻和利」が指揮した首里王府軍の急襲にあって自害して虚しく生を終えました。
中城城跡は、沖縄戦のために正殿は焼失したが、今でも門や城郭などを通じて城の跡を描いてみることができます。青い自然の中の丘陵地帯を歩くと、美しい石垣(六角形に加工した石を、無秩序に積み重ねてある) 、カンジャーガマ(鍛冶屋跡) 、井戸(大型の井戸)など、歴史的に貴重な文化財があります。
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